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第15回『弊社コンサルに聞く:削減より改善!コスト見直し計画①』

第15回『弊社コンサルに聞く:削減より改善!コスト見直し計画①』

 

皆様こんにちは。年明けて早、「逃げる2月」も下旬。我が家では、バレンタインサンデーと翌週21日の週末にやたらと来客があったのですが、それぞれ「一日有休を取れば4連休」だと聞いて納得。せっかくの連休も、このご時世でレジャームードは盛り上げにくいようですが、ポカポカ陽気もあってか、近所の川岸では、ご家族でBBQや父子で魚捕りを楽しむ方々をチラホラと見かけました。

さて、今回も「NBSチェックリスト200」に沿って「今こそやるべき改善策」について、武田COOと話して参ります。

 

-関西3府県を含めて、緊急事態宣言は3月を待たずに解除の方向で動き始めているようですが、業界の近況はいかがでしょうか?

 

ここ数か月同様、いわゆるエッセンシャルワーカーを中心に一般のビジネス需要も動きはあるので、例えば主要駅周辺のホテルでは当日20~30室が売れる日もあり、決して高稼働ではないにしろ、ビジネスは底堅く稼働しています。今回の緊急事態宣言は全国的なものでないにも関わらず、これはあくまで個人の肌感覚ですが、発出都府県よりも、それ以外の地域のほうが慎重というか、自粛ムードを強く感じますね。宣言解除後も当面は大きく状況が好転するわけではないと思いますので、現状は、今後を見据えた抜本的な改善策を提案、実行しています。

 

-手間と時間を要する業務であっても、今なら手が付けられると…「NBSチェックリスト200」では、「経費」「売上」それぞれに対して100のチェック項目を設けておりますので、まずは経費編から伺います。経費削減と言えば、これは前回の緊急事態宣言下でのことなのですが、友人の一人が、非正規で勤めていたサービス業を解雇されたのです。コロナ自粛の長引く中、雇用調整助成金でのサポートはあっても、やはり人員削減は進行しているのでしょうか?

 

うーん…どうしても、外注、非正規、という順に手を入れざるを得ませんからね…ただ、この環境で内製化が進んでいる側面もあり、助成金を活用しつつ、自社の人材を「切る」のではなく、以前話題に上がったような「マルチな働き方」のできるスタッフ育成にシフトしている傾向も見られます。フロント業務と並行して、ルームメイクやちょっとした営繕ができるとか。これには抵抗もあるかもしれませんが、そこに対しては、目標であったり報酬であったり、同時に、モチベーションのあがる仕組みが必要なのかもしれません。

人件費というキーワードが出たところで、「NBSチェックリスト200[Check No10] エコ清掃プランを販売し、メイク人件費の削減に取り組んでいるか では、本来、ルームメイクのコスト削減、その分をゲストに還元、という「win×win」発想のプランであったものが、ここにきて「非接触」という魅力、ウリが加わってきているのですよ。プラン料金の「安さ」だけでない魅力を感じていただけているのなら、浮いたコストの一部をスタッフに還元してもいい。経費面、売上面でも効果的な一手として、見直したい戦術ですよね。

 

-これは「三方win」といったところでしょうか。コストは、削減より改善、見直すことが重要なのですよね。コストカットと言われると、従業員は人員削減とか減給とか、どうもマイナスな連想をしてしまう…

 

改善して、少しずつでも利益を残す努力をして、働く場をみんなで守るのです。

ということで、これらはちょっと細かい話になりますが、「NBSチェックリスト200」[Check No54] リース物件の設置場所・金額・契約年数を把握しているか[Check No55] 外灯タイマーは季節に応じた時間設定になっているかについてもしっかりと見直しておきたいですね。

 

-リースというと、複合機等の事務用品とか厨房機器とか…?

 

客室のテレビやベッド、布団等もリースの場合が多いですよね。例えばNHKさんは、フロアごと閉鎖する場合に減免措置がありますし、各業者さんとお話されるべきですね。外灯も、明暗センサーであれば問題ありませんが、一時閉鎖している設備等で見落としはないでしょうか?一定期間の休館であれば注意が行き届くところも、スポットでの休館日までは目が届いていなかった、ということはありませんか?

 

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まだまだ続きます…!

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